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【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第6章 そっち系?




ーーー銭湯にて。

いつも通りカラ松くんと十四松くんに体を洗ってもらっていると、おそ松くんがいきなり話しかけてきた。

「春馬くんってさぁ…なんでいっつも目ェ閉じてんのー?」

「え…」

い、今更それ聞く…??
今までは、何も言ってこなかったのに…。

「えっと…これは…」

「普通に目開けて、自分でやった方が効率よくね?」

はいその通りです。
グゥの音も出ません…。
が、これには深いわけがあるんです!!

だから許してください…!!
おそ松くん!!

「カラ松と十四松がいい迷惑だろ」

「うっ…」

その通り過ぎて、心が痛い。

私だって、出来れば目を開けて自分で洗いたいとは思ってるよ。

二人だって、私の事情を知ってるから仕方なくやってるだけで、やりたくてやってるわけじゃないし。

でも…私が目を開けちゃったら、みんなの裸が…!!

「…で、なんで春馬くんは目ェ閉じてんの?カラ松」

「こ…これは…か、介護ごっこで…」

「はぁ?介護ごっこ?」

いやそれは無理があるんじゃないかな、カラ松くん!!

「なんで目を閉じてるの?」っていうおそ松くんの質問にちゃんと答えられてないし、男子高校生が銭湯で介護ごっこって、変な人達だと思われちゃうでしょ!!
絶対に…!!

「やってて何が楽しいの、それ」

「「「………」」」

おそ松くん、もうやめてくれよ…。

私たちだって、やってて何も楽しくないんだからさ…。

許してよ…。

「…ねぇちょっとさぁ、目開けてみてくんない?春馬くん」

「…ええ!?!」

「別に死ぬわけじゃないんだからさ、開けても良くない?それともなに、開けたら死ぬの?」

「い、いや…別に死なないけど…」

「じゃあいいよね、はい、あーけーて!!」

「え、ちょっ、ちょっと…!!」

私の頭を掴みながら、力技で私の瞼を開けようとしているおそ松くんは「開けろよ、早く」と言って、私のことを催促していた。

これはまずい。
このまま目を開けてしまったら、おそ松くんの全裸が私の視界に…!!

やめてくれー!!!

「し、死ぬ!!開けたら死ぬから、やめておそ松くん!!」

「嘘ついてんじゃねぇ!!逃げんな春馬!!」

「いやっ………ぁ…」

暗かった視界に、光が差し込んできた。
うわっ、眩しっ…!!

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