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【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第6章 そっち系?




ーーー夕食前。

トド松くんと仲良く帰宅してから、一人で課題をしていたら、カラ松くんが私に話しかけてきた。

恐らく、カラ松くんはあのことについて私に聞きに来たのだろう。

「…立花さん、なんでうちのクラスに来てたの?」

や、やっぱり…。
私が急いでたせいで、変な空気になっちゃってたもんね。

ごめんね、カラ松くん…。

「じ、実は、忘れ物を…」

「忘れ物?」

一日に二回も忘れ物をしたことまでは、言わなくても大丈夫だよね。

二回目は、カラ松くん教室にいなかったし…。

「う、うん。数学の教科書忘れちゃったから、友達に借りに行こうと思ってたんだけど…たまたま一松くんがいたから、一松くんに…」

「…借りたんだ」

「うん…」

"友達に"というか、本当はカラ松くんに借りに行ってたんだけど、ここでカラ松くんの名前を出しちゃったら、カラ松くんが申し訳なくなっちゃうと思うから、名前は伏せておこう。

「…立花さんと一松って、仲良かったんだ」

「ま、まぁ…それなりに…」

「………」

き、気まずい…。
なんでこんなに空気が重たいんだろう。

もしかして、頼って欲しかったのかな…。
ごめんよ、カラ松くんのこと頼らなくて!

本当はカラ松くんに頼ろうと思ってたんだけど、偶然たまたま教室に一松くんがいたからーーーって、心の中で言い訳したところで意味ないか…。

「…一緒に、課題してもいいかな」

「も、もちろん!一緒にしよ!カラ松くん…!」

「うん…」

一松くんの話をしていた時は、見るからに元気がなかったから心配だったけど、一緒に課題をしていくうちに、カラ松くんは少しずつ元気を取り戻していっていたので、私は密かに安心していた。

これからはちゃんとカラ松くんのことを頼るから、元気出してね、カラ松くん…!!

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