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【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第4章 双子




「先生が…?」

「てんてーが、立花って書いてある答案用紙を持ってて…」

立花って書いてある答案用紙???
それはつまり…私の答案用紙をチョロ松くんが見たってこと…!?

や、やめてくれー!!
今回のは散々な結果だったんだから…!!

「見覚えのある名前だったから、てんてーにその立花って人、うちに住んでますって言ったら」

"住んでますって言ったら"…!?

チョロ松くんは、昔からよく先生と会話してたけど、住んでることまで喋っちゃったの…!?

しかもその答案用紙、春馬のものじゃなくて立花春奈のものだと思うだから、一緒には住んでないと思うんだけど…。
苗字しか見てなかったのかな…。

「……言ったら?」

「勉強、教えてもらいなさいって言われた」

「………そ…そうなんだ」

「キミだって、テストの結果はそこまで良くなかったくせに、なんで僕が…」

「うっ」

や、やっぱり見られてたんだ。
点数までバッチリと。

先生、そういうところはちゃんと隠しておいてくださいよ…!!
見られたら困るじゃないですか!!

「こ、今回は確かに良くなかったけど…でもいつもはもっと点数取ってるから!」

「嘘つかないでよ、40点だったくせに」

うっ、私の心にダメージが…!!
で、でも事実だから言い返せない…!!

先生に40点の男よりも下だと思われていたことが、よほどショックだったのか、チョロ松くんは私の頬を指で抓りながら私に八つ当たりしていた。

「い、痛いよ、チョロ松くん…!」

「そこまで痛くしてないでしょ」

「いや痛いから…!ちゃんと痛いから…!」

チョロ松くんめ…一体私になんの恨みがあるって言うんだ!!

こ、こうなったら…仕返ししてやるー!!

…あ、チョロ松くんのほっぺ、結構柔らかい…。

「…痛いんだけど。やめてくんない?」

「チョロ松くんと、同じことしただけです。痛くないはずです」

「………」

私たち、帰宅してから着替えもしないで何やってるんだろう。

私の服、雨で濡れちゃってるから寒いんだけど…。

チョロ松くん、春奈の時は何もしてこなかったのに…。

相手が男の時だけ強気に出てくるとか、かっこ悪いぞ、松野チョロ松!!

こ、この…。

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