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【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第3章 ファーストキス




「…ほんとに?」

「ほんとに!」

「…そっか」

嬉しそうにしているカラ松くんが私の腰に腕を回してきた。

か、カラ松くん…もしかしてファーストキスじゃないのかな。

それとも、カラ松くんが例の松野くんなのかな。

普段めちゃくちゃに強気なあの十四松くんですら、キスをする時は動揺してたのに…。

なんかカラ松くん、やけに落ち着いてない…?
気のせい…?

演劇部だから、冷静を装うのが上手いのかな…。

ま、まぁここでキスしてくれるなら、対応がどうであれ、私はすごく助かるんだけど…。

「………」

「……?カラ松くん?」

「めっ、目…瞑ってて」

「わ、わかった…」

「………」

「………」

………なんか沈黙が長いな…。

私の肩を掴んでいるカラ松くんの両手が、震えているような気がする。

目を瞑る直前に見ていたカラ松くんの表情は、目が燃えてて勇気に満ち溢れてたから、すぐ済ませてくれると思ってたんだけど…ま、まだかな…。

「………」

「………」

え、もしかして死んだ…??

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