• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第3章 ファーストキス




「ご、ごめん、おそ松兄さん…」

「…まぁまぁ、おそ松兄さん、そんなに責めなくても、もう泊まることは決まってるんだから受け入れようよ」

「はぁ?なんでチョロ松はもう受け入れてるわけ?ソイツと一回も会話してないよね、今日」

「…してないけど、寝る場所なんてここくらいしかないんだからさ、仕方なくない?」

「仕方ないだぁ??」

おそ松くんとカラ松くんが言い争っている間に割り込むように、チョロ松くんが会話に入り込んできた。

きっと、チョロ松くんは私のことを受け入れたのではなく、無駄な言い争いだと思ったから入り込んできたのだろう。

こ、困ったな…。
私としては、別々の方が嬉しいんだけど…。

でもお母様に「一緒に」って言われちゃったからなぁ…。

「…もういい、好きにしたら」

…あれ?おそ松くん?

「はぁ?もういいって…自分から言い出したくせに…」と、チョロ松くんは呆れたように独り言を呟いていたが、これはどういう状況なのだろうか。

おそ松くん…納得してくれたってこと?
本当に?

早く出てけよオーラ半端ないのに…。
ま、まぁ受け入れてくれたなら、別にいっか…。

「…でも、ソイツは誰の隣で寝んの?カラ松の隣?」

「…え?」

そ、そういえば、決めてなかったな…。
うーん、誰の隣で寝たらいいんだろう…。

「…決めてなかったのかよ」

ごめんなさい、おそ松くん…。
私もみんなと一緒に寝るとは思ってなかったから、何も考えてなかったんです…すみません…。

「ぼ…僕の隣でもいいかな、春馬くーーー」


「ーーー待てよカラ松」

「な、なに?おそ松兄さん…」

「カラ松の隣で寝るってことは、必然的にソイツは一松かトド松の隣で寝るってことになるけど、二人はそれで大丈夫なの?」

「「え…?」」

そ、そうなんだ。寝る時の並び順みたいなの、ちゃんと決まってたんだ。

仲が悪くなっても、決まった並び順で寝てるの、ちょっと微笑ましいけど、今は呑気にほっこりしてる場合じゃないな。

さっきまで安心してたけど、やっぱり私…めっちゃ邪魔者じゃん…!!
ま、また罪悪感が…。

「僕の…隣…??」

小柄なトド松くんが、私に怯えながら私の顔を見つめている。
すごいウルウルな涙目だ。

え…もしかして、泣く…??

/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp