• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第3章 ファーストキス




「ほ、本当に触らせてくれるの?」

「男に二言はねぇ」

い、言ってることはかっこいいけど…十四松くん、私の中身が女だってこと忘れちゃってるのかな。

「あの…十四松くん、一応ここ、外なんだけど…」

「どこで見せても変わらねぇよ」

いや変わるでしょ!!絶対に!!
人に見られちゃったらどうするんだ…!!

まぁでも、外なら襲われる心配がないから、むしろ私からしたら助かる話だけど…風邪引くよ…??

「ん、ほら触ってみろよ」

そう言って、十四松くんは服を胸元までたくし上げていた。

し、仕方ない。
もうあとには引けないから、触ってみるとするか…。

「…あ、ほんとだ、柔らかくない…」

「だろ?」

「う、うん…」

何やってるんだろう、私…。

「…十四松、そんなところで何してんの?」

「…チョロ松兄さん」

チョロ松くん、私たちの後ろに居たんだ。

全然気が付かなかったよ…。
もしかして、一部始終見られちゃってたのかな…。

「そんなところでお腹出してたら、風邪引くよ」

「俺はそんなヤワじゃねぇよ」

「強いから風邪なんて引かねーし」と言いながら、十四松くんは私の手を掴んで、自宅まで走っていた。

相変わらず、会話の少ない兄弟たちだ。
二人とも態度が冷めてるし…。

でも、チョロ松くんのおかげで、十四松くんのお腹を触ることからは解放されたから、良かったことにしよう。

ありがとう、チョロ松くん…。

/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp