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愛を紡いで呪いを断つ

第3章 柱合会議



「………ふぅん。じゃあ本当に色々と貧相で可哀想だね」

無一郎は煽るような言い方でそう言う。



「月の呼吸 拾ノ型 穿面斬・蘿月!体のことか!?貧相ではない!脱いだら凄いぞ!見てみたいか小僧!!」

の地面が抉れるような攻撃が無一郎に向かう。


「霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫 いやいいよ。君の体を見たいと全く思わないし見たら僕の中の何かが減りそう」

無一郎はそれを呼吸でかわす。


「何が減ると言うのだ!!そなたのような年頃の男はみんな乳が好きだろう!!!」

「この人何言ってるの?本当に気持ちが悪いから早くくたばってくれないかな…」


2人は会話をしつつ、目にも止まらぬ速さでお互いに斬撃を繰り出す。








「何だか別の意味で不穏になってきたな!」

「……早く柱合会議をしたいのだが」

杏寿郎は引きつった笑顔で納刀する。

義勇は既に興味を失っており、小さな声で柱合会議を急かす。

天元に至っては声をあげて笑っている。






「まぁまぁ。もう少し様子を……っ!」

しのぶがにこりと笑いながら義勇を嗜めようとした瞬間、金属が弾け飛ぶ音が聞こえる。







「月の呼吸 伍ノ型 月魄災渦」

「っ…!!!!」











「なんだァ…!?何が起きた…!?」

「あやつ、今刀を振るってなかったにも関わらず時透の刀が弾け飛んだ…」

実弥と小芭内は信じられないといった表情だ。



無一郎の日輪刀は宙を舞い、少し離れた所に突き刺さる。

無一郎は衝撃で倒れ込んでいた。






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