第1章 例の部屋に閉じ込められた！？【五条悟】

はずんずんと媚薬の置いてある机に向かうと、ピンク色の液体の入った小瓶を握った。



ご丁寧にタグが着いており『Drink Ｍe』と書かれている。



「···冗談じゃないわ」



「え、何？が飲む感じ？」



五条は青い瞳をに向けて笑みを浮かべた。



「アンタに抱かれるなんてまっぴらゴメンよ。だったら私が全部飲むわ」



ざっと50cc位の量だろうと、コルクのフタを外して一気に口に含み媚薬を煽った。



途端に甘ったるい味が口内に広がって、喉を通り腹に流れた。



「···あっま」



できるなら、ブラックコーヒーで口の中を流したいくらいだ。



1本飲んだ所で体への影響は何ら無く、症状が早く出る前にと今のうちにとは媚薬の蓋を全て外して次々と煽って行く。



その様子を、五条はただただ面白そうに見つめていた。



(さぁて、今は良いけどそのうちどうなるかな)



と···。