第23章 本音
ベッドに押し倒され、股を無理矢理開かされる。
「濡れてねえな」
「即効性って書いてあったのに、不良品か?」
「もう少し待てば効いてくるだろ」
「もう少しってどんくらいだよ。俺もう、ちんこヤバい」
「ぎゃははは!!バッキバキじゃん!!」
不穏な会話を聞きながら、私は自分が飲まされたものが何なのか考えたが、答えを見つけ出す前に私の身体に異変が起きた。
「う、ぁ……。なん、だよ……これ……」
「あ、効いてきたみたい」
「ちゃーん。体どんな感じ?」
「わ、わかん……ひぅっ!!」
いきなり胸の突起をつねられた。
痛いはずなのに、痛いはずなのに……。
「すっげ……めっちゃひくついてんじゃん」
小陰唇を左右に広げた男はそこに息を吹きかける。
たったそれだけなのに、私の身体は弓なりに大きく反れた。
さっきから私の身体、変だ。
ずっと電気が走ってるみたいな感覚がするし、何より身体が熱くてたまらない。
「び、やく……か」
「ご名答」
茂木が私の目の前にピンク色をしたプラスチックの入れ物を見せた。
ふーっ、ふーっ、と荒い息をくり返しながら、私は自分の内側から感じる熱を逃がそうと意識を飛ばすが、意識すれば意識するほど身体はますます熱くなった。
「楽しもうよ、」
茂木の顔が近づいたと思ったら、私の視界は奪われた。
視界だけじゃない。
腕も後ろ手で拘束されている。
「いやだっ!!怖い……こわい……」
何も見えない中、何をされるのか分からなくて私は首を横に振る。
瞳に溜まった涙は、視界を覆うそれを濡らすだけ。