第21章 諦念
次の日もその次の日も。
任務が終われば茂木に抱かれる。
その繰り返し。
男の上に乗って自ら腰を振ったり。
首を片手で締め上げられながら果てたり。
自分で自分の膣口を触って乱れて善がったり。
お尻の穴に玩具を突っ込まれ泣き叫んだり。
たくさん。
たくさん抱かれた。
たくさん絶頂を迎えた。
たくさん凌辱された。
たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん……。
もうこんなの耐えられない。
もう嫌だ。
もう無理だ。
もう、たくさんだ。
初めて茂木に抱かれた日から一週間が経とうとしていた。
私はこの一週間ずっと茂木とセックスをしていた。
合意なんかじゃない。
だけど、合意。
言わせられた、言いたくないのに。
でもそうせざるを得なかったから。
だけどそれももう今日で終わりだ。
私は伊地知さんに今日の任務は違う術師に依頼した。
体調不良という理由で。
学生という身分だから、伊地知さんは簡単に了承してくれて代わりの術師を探してくれた。
ありがとう伊地知さん。
迷惑かけてごめん。
体調不良という嘘をついたのだから、私はちゃんと話をしなければいけない。
野薔薇も禪院真希も巻き込まない方法で。
そうだ。
最初から頼れば良かったんだ。
だってあいつは呪術界最強なんだから。
茂木の脅しなんて最初から意味なんてないようなものなんだから。