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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第21章 諦念








私は後部座席に背を預け静かに目を閉じる。
赤信号から青信号に変わるまでの短い時間。
茂木さんが紙パックのオレンジジュースをくれた。

「オレンジジュースは疲労を回復させる効果があるみたいですよ」
「ありがとうございます」

にこりと笑う茂木さんからオレンジジュースを受け取り、ストローを差して喉を潤した。
甘酸っぱさが身体中に広がって染みわたる気がした。
相当喉が渇いていたのか、私はすぐにそれを飲み干した。

「ありがとうございます。おいしかったです」
「いえいえ。高専までまだ距離があるので、寝ていてもいいですよ」
「そうですか。じゃあ、お言葉に甘えて」

実はさっきからずっと眠たかった。
まだ夕方の17時だと言うのに。
やはり、呪力操作がうまくいっていないから余計に身体に力が入っていたり、気負っているのかもしれない。

明日も学校が終われば任務という名の訓練だ。
少しでも体力は回復しておきたい。
私はゆっくりと目を閉じた。

目を閉じたら、私はすぐに深い深い夢の中へと落ちていった。




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