第19章 旅行
ちゃぷんとお湯の中に入ると、なぜかは僕から距離を取ろうと離れていく。
離れんじゃないよ、僕が寂しんぼだろ。
「は、離せよ……」
「せっかく一緒に入ってるのに、離れていかなくてもいいでしょ。先生傷付いちゃう」
の腕を取れば、とても熱かった。
これは温泉に浸かっているせい?
それとも……。
変な期待をするのはやめよう。
僕は軽く息を吐いた。
「昨日食べたお菓子にお酒入っててさ、お風呂入れなかったんだよね」
「知ってる。爆睡かましてたもんな」
「もっとみんなと遊んだりしたかったのに」
ぷくぅと頬を膨らませる。
顎をの頭に乗せれば、小さくその身体は跳ねた。
今は僕の足の間にいる。
誰か僕を褒めて欲しいね。
好きな女を後ろから抱きしめているこの状態で、僕は僕の理性と戦いながら平然としているんだから。
僕の悟君がおっきしていないんだよ。
気を抜いたらすぐにでも「ヤッホー、悟君だよ」って片手で手を振る勢いだ。
ちんこだけに無限張ろうかな。