• テキストサイズ

【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第19章 旅行







――五条悟side――




目が覚めたら朝だった。
さっきまで僕みんなと夜ご飯食べてなかった?
あれ、僕の間だけ時空超えたのかな。
なんかちょっと頭痛いし。
なに、昨日何があったんだ……。

「ん?」

床に付いた手が何かを踏んだ。
寝ぼける頭を覚醒させると、僕の手の下には悠仁の太腿が。
……………。
なんでここに悠仁の足があるの。
足元に目をやれば、僕の股間付近に悠仁の頭が。

待て待て待て待て。
僕そういう趣味ないよ。
起きてるの僕だけでよかった。
これ他の連中に見られたら、変にからかわれるに違いない。

「……寝相、悪」

身体をゆっくり起こし、あたりを見れば悠仁だけじゃなく恵もパンダも棘もみんな布団を蹴っ飛ばし、重なるように寝ていた。
どうしたらそんな風に寝れるんだよ。
パンダはそれ息苦しくないの。
恵と棘が覆いかぶさってるけど。

「はぁ……」

少し傷む頭を抑えながら僕は立ち上がり、お風呂に入るためにバスタオルは着替えを準備する。
その時、テーブルの上に置かれているお菓子を見つけた。
あれは昨日僕が食後のおつまみとして食べたお菓子。
まさかとは思うけど、あれにお酒入ってたのか。

………そのまさかだった。

18個入りのそれは残り4個になっている。
僕一人でこれを食べたのなら、うん。
そりゃ酔うよ。
だって僕下戸だもん。

客室のお風呂でもよかったんだけど、僕のかわいい生徒たちがまだ夢の世界にいるからうるさくできない。
この時間で空いている風呂と言えば、離れにある露天風呂か。
あそこ今の時間だと混浴なんだよなぁ。
知らない女がいたら面倒だから誰もいないことを祈ろう。





/ 844ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp