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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第15章 交流








私が伏黒の元へと着いた時。
そこには禪院真希も一緒にいて、共同で戦っていたのがわかった。
だが、特級の木の根が禪院真希の肩を貫いていた。
そして伏黒の腹には、樹枝のようなものが突き刺さっている。
油断をしていたのか、禪院真希は特級の根に捕まってしまった。
伏黒からは呪力を感じられない。
空っぽに近いんだ。

だと言うのに。
あの馬鹿は、影を作って"アレ"をだそうとした。
何かあればすぐに"奥の手"を出そうとしやがる。
そんなんで全てが解決できると思ったら大間違いだ、馬鹿が。
死に急ぎ野郎って呼ぶぞ、コラ。

死に急ぎ野郎を死なせないために、禪院真希を助けるために。
私は鍵を水面へと刺した。

「"開錠"」

流れる川に私の呪力が走る。
拡張された水は特級へと降り注ぎ、上空から虎杖と東堂が下りてきた。
捕まっていた禪院真希は東堂の腕の中に。
そして死に急ぎ野郎は私に首根っこを掴まれ驚いた表情をしている。

「いけるか⁉マイフレンド!!」
「応!!」

いつからお前ら仲良くなったんだ。
"すっごーい。虎杖は知能派ゴリラのフレンズなんだね"と脳内再生されてしまった。
ぶんぶんと首を横に振って、邪念を取り払う。

「やめろ、虎杖!!夏油!!そいつが俺達でどうこう―――ゲホッゲホッ」
「パンダ」
「死に急ぎ野郎は黙って家入硝子の治療でも受けてろ」

いつの間にか後ろにパンダがいた。
どうやら別行動した時にパンダと会ったらしい。




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