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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第15章 交流







「、お前は少し頭を冷やせ。そんな怒り心頭で来られちゃ、それこそ京都校の奴らを殺しかけない。オマエが殺すべき対象は悟だけで十分だろう」
「……」
「棘も心配なのはわかるけど、俺の妄想が正しければ京都校がやろうとしてんのは、団体戦のゴタゴタに乗じた悠仁暗殺。そしてあわよくば、お前も殺すことだ」
「……っ」
「その顔はなんとなく察しついてた顔だな」

パンダは言った。
優先順位は虎杖の暗殺だが、次点で私を殺す事。
私が仲間の死に敏感になりそれが弱点だと言う事がきっと上層部は知っているのだろう。
だから、それを利用し私が怒りで我を忘れ、京都校の誰か一人を殺意という明確な感情で攻撃したら。
それを理由に私を殺すのだろう。

夏油傑の妹は、夏油傑と同じく人を殺める恐れがあるため、速やかに死刑。

的なシナリオだろうか。
パンダはそこまで妄想したと言う。
どんな脳ミソしてんだ。
脳内妄想製造機って呼ぶぞ。

だけど、パンダのおかげで冷静になれたのも事実。

「わかった。団体戦を終わらせる。それが一番手っ取り早い方法なんだろ」
「しゃけ、ツナ」

肩を叩かれ狗巻棘を見れば、ぐっと親指を立てていた。
だから私も親指を立てて、拳と拳をぶつけ合った。





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