• テキストサイズ

【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第15章 交流








「他人の指図で人を殺すような腑抜けの集まりなの?京都校は」
「認識が違うんだよ。オマエ等一年は悠仁と過ごした日常がある。俺達もさっき分かった。ありゃ善人。術師には珍しい根明だ」
「虎杖を知らない奴らからすれば宿儺の器なんて恐怖の対象でしかない。こいつらだって私と初めて会った時、犯罪者の妹ってだけで殺しに来たからな」
「その時の話しはすんなよ~。悪かったって」
「高菜~」
「別に気にしてねえよ」

両手を合わせてごめんねポーズをする二人。
本当にあの時のことは全然気にしていない。
ただ私が言いたいのは。
何も知らない奴からすれば、そういう対象にしか見えないと言う事。
噂に踊らされ中身を知ろうとせずに勝手に決めつけ、勝手にそういう人間だと言い張る。
現に私だって、五条悟や他の連中の事を中身を知ろうとしないで決めつけていたんだから。
人間なんてそう言うものだ。

そう言うものだって分かっているからこそ。
許せないこともある。
虎杖を殺すなて、私が許さない。

「なんのために目ん玉二つ付いてると思ってんだ。両の目でしっかり物事見据える為だろうがよ。年だけ取って腐り散らかした腑抜けた老眼目ん玉は墓にでも埋めて新しく生まれ変わって来いって話だ」
「節が炸裂したぞ。相当怒ってんなコレ」
「しゃけ」
「取り合えず、俺と野薔薇は戻って悠仁の安否を確認する。棘とは呪霊狩りを続けてくれ」

パンダの言葉に私も狗巻棘も首を横に振った。
虎杖が死ぬところなんてもう見たくない。
あの時みたいに逃げて助けられませんでした、ごめんなさい。なんてまっぴらだ。




/ 844ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp