第15章 交流
「おまたー!!」
噂をすればなんとやら。
後ろからものすごい勢いで走ってくる五条悟。
台車の車輪の音がうるせえ。
台車には大きな箱が乗せてあって、その上にはよくわかんない人形が乗っけてある。
何だこの人形。
この箱もなんだ。
疑問が私の頭の中で渦巻く。
嫌な予感がしたけど、その予感が外れることを祈る。
横目で箱を見続ける私を無視して、五条悟は人形を手にすると、京都校の奴らにプレゼントした。
「わたくし、出張で海外に行ってましてね」
「急に語りだしたぞ」
「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを。歌姫のはないよ」
「いらねぇよ‼」
人形を渡された彼等の顔は、なんとも言えない表情。
確かにあんな人形もらったところで嬉しくもなんともな……一人だけめっちゃ喜んでる人がいる。
センスが一致したのか?
「そして!!東京都の皆にはコチラ!!」
「ハイテンションな大人って不気味ね」
「通販番組見てる気分になってきた」
瞬間。
箱が思い切り開いた。
「故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」
「はい!!おっぱっぴー!!」
箱の中から出て来たのはやっぱり虎杖だった。
嫌な予感が当たった。
一昔前の芸人のマネをする虎杖の顔はめちゃくちゃいい笑顔。