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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第9章 領域







私たちの戦いはこれからだ!!というところで邪魔が入った。
東堂が戻ってきたのだ。
こいつが戻ってきたと言う事は伏黒は……伏黒はどうしたんだ。
意識が反れたせいで、拘束が緩んでしまいぜんまいちゃんが私の腕から抜け出した。

「あ……っ」
「恵のことは心配すんな。パンダ達がついてる」
「そっか……」

安堵の息が零れた。
でも無傷ではないだろうな。
さっきのラリアットだけでわかる。
この男は滅茶苦茶に強い。

ぜんまいちゃんは私たちとやる気満々らしかったが東堂がそれを許さなかった。
男には大事な用があるようだった。
その大事な用と言うのが……。

「高田ちゃんの個握がな!!」

誰だよ、高田ちゃん。
こあくってなに。
小悪魔的な何かですか。
分からん、男の言っている言葉が。

「乗り換えミスってもし会場にたどり着けなかったら俺は何しでかすか分からんぞ。付いて来い、真依」

男の言葉にぜんまいちゃんは素直に従った。
意外だ、言う事聞くんだ。
いや、聞いたほうが面倒が少ないからそうしているだけか。

「アンタ達。交流会はこんなもんじゃ済まないわよ」
「交流会なんだから交流しようじゃないか。なぁ、ぜんまいちゃん」
「今度その名前で呼んだら殺すわよ、サマーオイル!!」
「てめえこそその名前で呼んだらその首捻り潰してやらぁ!!!」
「落ち着け」

禪院真希に持っていた長棒で頭を叩かれた。
交流会でボコボコにするぞと言う禪院真希の言葉に私と釘崎は頷いた。
このまま終わってたまるかってんだ。
ぎゃふんと言わせた後、土下座からの様って呼ばせんだ。
じゃねえと、この気が収まらない。





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