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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第9章 領域







「交流会は血沸き肉躍る俺の魂の独壇場。"最後"の交流会で退屈なんてさせられたら何しでかすか分からんからな。俺なりの優しさだ。今なら半殺しで済む」
「半殺しがお前の優しさなのかよ。一遍、松任〇由実の優しさに包まれてこい」
「ほぉ、お前も答えたいのか。いいぞ、夏油。お前のタイプも聞こう」

なんで矛先が私にも向くんだよ。
めんどくせえ。
非常にめんどくさい。

「伏黒恵、釘崎野薔薇、禪院真希、狗巻棘、パンダ、家入硝子、五条悟、夏油傑、虎杖悠仁。これが私の好きなタイプだ」
「ほぉ……」

東堂はにやりと笑った。
お前らの嫌いなものが私は好きだ。
私の嫌いなものが私は好きだ。
だから、東京校の奴らは割と真面目に好き。
今まで言わなかったけど。

私から伏黒へと東堂は的を変える。
答えないとこの状況を抜けられねえぞって意味を込めて伏黒を見れば、伏黒は軽く息を吐いた。

「別に。好みとかありませんよ。その人に揺るがない人間性があれば、それ以上は何も求めません」

………結構いい回答すんじゃん。
ちょっと感動した。

だけどそう思っていたのは女どもだけだったらしい。
東堂にとってはその回答は"退屈"以外の何物でもなかったようだ。

一瞬だった。
隣にいたはずの伏黒は、東堂のラリアットで遠くまで吹き飛ばされた。
伏黒の元へと行こうと走り出そうとすれば、それは禪院真希によって阻まれた。





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