第8章 修行
自分で自分の精液飲むか?
と、ドン引きしていると、男はぐちゅぐちゅと音を立て始める。
え、何してんのコイツ。
五条悟のやっていることが理解できずにただ黙って見ていると、男は私に近づきそして顎を掴んでキスをしてきた。
「んーっ!!!!」
男の唾液と精液が口の中に入ってくる。
気持ち悪さ100%のそれを拒むが、飲めと言わんばかりに奥へと舌を突っ込まれる。
咳込みながら、私はそれを飲んだ。
口の端から零れる唾液なのか精液なのかよくわかんねえ液すらも指で掬って口の中に突っ込まれる。
「どう?僕のミックスブレンドの味は?」
「例えがおっさんすぎて気色悪ぃ。おえっ」
「そんな反応される悲しいな」
「うるせえ、クソが」
「こんなを知っているのは僕だけだからね。誰にも見せないでよ」
「見せられるわけねえだろうが。そう言う趣味してねえし。つか、このこと虎杖や伏黒、釘崎に言うなよ」
「言うわけないじゃん。僕だけが知ってればいいんだよ」
「さっきからなんだよ、お前は。知るとか知らないとか」
「鈍感なのって罪だと思わない?」
「知らない」
そう言って私は風呂場へと行き、軽くシャワーを浴びた。
五条悟が入ってこないように鍵も閉めた。
五条悟が何を言いたいのかわからない。
私に何を求めているというのか。
考えてもわからないから考えることをやめた。