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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第4章 対面






――夏油side――



翌日。
一年3人は原宿駅へと来ていた。
隣にいる虎杖はキオスクで買ったアイスを食っている。
私もサンドイッチを食べて腹を満たしているが。

「一年がたった4人って少な過ぎねぇ?」
「じゃあオマエ今まで呪いが見えるなんて奴会ったことあるか?」
「……ねぇな」

伏黒の言葉に少し考えたあと虎杖はそう答えた。
呪術師は数がとても少ない。
見えたとしても前線に立てない、立たない、辞めたと言う人間は大勢いる。
そういうものなのだ。

「もう一人の一年、なんでこの時期?」
「入学は随分前に決まってたらしいぞ。こういう学校だから何かしら事情があんだろ」
「ふーん……」

最後の一口を放り込み咀嚼し飲み込む。
ちょうどその時、五条悟も原宿の駅前とやってきた。

「制服間に合ったんだね」

五条悟は虎杖をみてそう言った。
虎杖は自分の着ている制服が、私や伏黒と若干違う事に疑問を持っているよう。
虎杖の制服はパーカーのフードが付いてるが、伏黒にはない。
もちろん私にも。

「夏油もスカートじゃなくてサルエルだし」
「制服は希望があればいろいろいじってもらえるからね」
「え、俺そんな希望出してねぇけど」
「そりゃ僕が勝手にカスタム頼んだもん」
「気をつけろ。五条先生こういうところあるぞ」
「ちなみに私はカスタムを頼んだ」

お兄ちゃんがどんな制服を着ていたか聞いたら、サルエルっぽいやつって言っていた。
速攻サルエルでお願いした。
その時五条悟の顔はドン引いてた気がするけど、気にしない。
重度のブラコンだからって何も恥ずかしがることはないだろ。




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