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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変








杭は猪野の足元にある。
予定通りだ。
このまま壊してしまえば……。

そう思った。

「"帳の"基は3本ある!!おっさんがあと2本所持してるはずだ!!」

猪野の言う通り、ジジイの手には杭が2本握られていた。
足元の杭を破壊しても"帳"が上がらないところを見ると2つはダミーか3つで1枚の"帳"なのか、それとも別の"帳"が上がったか。
一番最後は考えにくいだろうな。
どちらにせよ、めんどくせえ。
全部破壊しない事には"帳"は上がんねえってことだろ、単純に!!

「虎杖!!」
「応!!」

一瞬の隙に虎杖はワイヤーでジジイを搦めとり、屋上から飛び降り、地面に落ちる前にタワーの窓をぶち破った。
ジジイはそのまま地面へと落ちたことだろう。
……死んだんじゃね?
死んでいなかったとしても致命傷だろう。
あとは伏黒と虎杖に任せて、私と猪野は目の前のババアに集中しよう。
予定と少し違った展開だが、想定内だ。

「カワイイ後輩もできて頑張っていることだし、ここいらで活躍してボチボチ俺も、一級術師になっちゃうぞ」

被っていたニット帽を深く被る猪野。
こいつの術式がどんなものか知らないが、負ける気が一切しない。
のは、コイツが強いって事を肌で感じたからかもしれない。

「サポート、頼むぜ。後輩ちゃん」
「そっちこそ、足引っ張んなよ。猪野先輩!!」

鍵を取り出し、私も戦闘態勢へと入った。





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