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人魚姫 【文スト/中原中也】

第9章 家族


タケル「!!」

『っん、、、、』

目覚めるとそこは見覚えのない場所だった。


手足は拘束され、柱に括り付けられていて、ビクともしない。

タケル「!善かった、、、、」

タケルくんも手足を拘束されていたが、怪我はしていなさそうで安心した。

タケル「、ごめんなさい。僕のせいで、、、、。僕が戻らなければこんなことにならなかったんだ。」

泣きながら謝るタケルくん、必死に違うと首を振った。

ガチャっと扉が開く。

南條「目覚めちまったか。」

南條妻「どうするの?見られたじゃない!」

南條「いっそのこと此奴も売ってまおうぜ、此奴すげぇ美人だし、高値で売れるぜ。」

そう云い乍ら、私に頬に触れてくる彼を睨みつける。

南條「おお、怖ぇな。そうだ、さっきのお返ししねぇとな?おい、このガキ連れて先に外で待ってろ!」

南條妻「何する気よ!」

南條「さっきやられたからな、仕返しだ。」

南條妻「さっさと来なさいよ。」

そう云い、奥さんはタケルくんを引きづり部屋を出て行った。

再び南條さんを睨みつける。

南條「さっきはよくもやってくれたなぁ?そんな怖い顔出来んのもいつまで持つか見ものだな?」

そう云い乍ら、私のスカートの裾を破き太ももに触れてきた。

気持ち悪くて堪らなかった。

ブラウスも破かれ、下着の上から胸を揉まれる。

男の息は上がり、そそり勃つモノが太ももに擦り付けられる。

中也くん以外に触れられるとこんなに嫌だなんて。

抵抗しようにも手足を拘束されているためされるがままだった。

自然と涙がこみあげる。

南條「彼奴以外の女を抱くのは久しぶりだなぁ。おまけにこんな美人とは、ツイてるぜ」


助けて、、、中也くん、、、。

男の手がショーツに触れた瞬間、諦めて目を閉じた。

その時だ

ドォーンと凄まじい音と共に目の前の扉が吹っ飛んだ。



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