第17章 欲しいモノ
ってのが数年前のクリスマスの話だ。
時は現在
なんと三人目の予定日は12月24日、今日なのだ。
予定通り陣痛が来た、子供達は紅葉の姐さんが預かってくれ俺はと病院に来ている。
「頑張れ、!」
『ふぅ、、ふぅ、、うん、頑張る』
苦しそうな表情をし乍らも微笑むは本当に強いと思う。
『中也くん、、、お守り、、取って』
のバッグについているお守りを取り彼女に渡す。
このお守りはタケルと海が作ったのだ。
二人からのパワーを貰えるとは肌身離さず持っていたもの。
お守りのパワーだろうか、は無事に元気な男の子を出産したのだ。
赤ん坊は検査などもあり、別室。
病室には俺との二人きりだった。
「、お疲れさん。本当にありがとな!!」
『うん、中也くんに似てる気がする』
「俺じゃなくて手前に似てる方がいいが、、、」
海は完全に中也似だった、髪色、瞳の色、顔はの要素もあるが性格は中也そのもの。
なかなかの負けず嫌いでかなり手を焼くこともあるのだ。
もちろん可愛いのに間違えないが、、、
出来ることなら自分よりもに似て欲しいと切に願う中也であった。
『二人とも寂しくないかな、、、せっかくのクリスマスイブなのに』
タケルと海を心配する
「姐さんが見てくれてるから安心だ、それに二人も分かってる。明日二人を連れてくるからそん時に軽くパーティでもしようぜ!」
『うん、そうだね!』
「、、、愛してる」
『私も中也くんのこと愛してる、、、』
久しぶりの二人きりのクリスマスイブ
そっと二人は口付けを交わし、久しぶりの二人の時間を過ごしたそうだ。