第5章 初めてのデェト
芥川「中也さん、、、、手話の本ですか、、。?」
「あ、芥川!!なんだよ、俺がこんな本読んで悪りぃか!?」
芥川「なにも云っていません。それより、懸賞金のかかった女なんですがやはり探偵社の人間ってこと以外は特になにも見つかりませんでした。、、、、ただ一点気になることが。」
「ん?なんだ?」
芥川から渡された資料に軽く目を通す。
あの後のことを調べさせたが、これといって特になにもなかった。
やはり探偵社の人間で、狙いやすいこともあったからだろう。
そんなふうに考えていたのだが、、、、
芥川「彼女に懸賞金をかけていた人間が組合の人間ではなさそうなんです。」
「はぁ?じゃあどこの誰が、こんな高額な懸賞金かけてんだ?」
芥川「それが、全く判らないんです。」
じゃあ一体誰が彼女にこんな懸賞金をかけたんだ。
はたしかにすげぇ美人だ。
だが、女に80億もかける莫迦はそうそういない。
なにか理由があるはずだ。
理由がなんであれ、は悪い人間じゃねぇ。
だから、、、、
「とりあえず、此奴は白だ。懸賞金のことはなかったことにしとけ。俺はもう少しこの女のこと調べておく。手前らはもういいぞ。」
芥川「はい。では、あとはお願いします。」
俺は彼女を守ることを選択した。