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人魚姫 【文スト/中原中也】

第1章 運命の出逢い。


次に目覚めたのはポートマフィアの医務室だった。


太宰「目が覚めたかい?君、運が善いね〜。殺鼠剤を盛られたっていうのにここに運ばれた頃には毒は抜けていたようだし、傷口もかなり浅かったようだよ。」

きっとあの少女のおかげだろう。

彼女のことが気になった、あの場所にいたのだからポートマフィアの人間か、、、、?


「おい、太宰。ここって俺らくらいの年の女っているのか?」


太宰「僕たちくらいの?いないよ、まさか君ナンパでもする気?」


「んな訳ねェだろ!ちょっと気になっただけだ。」

太宰「ふーん、それより森さんが呼んでるよ」



それから俺はポートマフィアに入ることになった。


彼女は一体何者なのか、、、。

意識が朦朧としていたせいか、顔が思い出せなかった。

覚えているのは、髪と美しい瞳。


そして、、、


「歌、、、、」

あの歌声だ。


年に一度、彼女と出逢った日にあの場所へ通った。

また逢えるかもしれないと思ったから。

然し、再会することはなく時は流れた。



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