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人魚姫 【文スト/中原中也】

第1章 運命の出逢い。


「くっ、、、あの野郎、、上等じゃねぇか」


まんまと糞太宰の策略に嵌っちまった。

毒が効きはじめ、意識が朦朧としてきた頃。

突然目の前に俺と同じ年くらいの少女が立っていた。

ベージュ色の少しウェーブのかかった髪、透き通った薄いブルーの瞳が俺を見つめていた。


「うっ、、手前ッ、、何者だ。」

俺の問いに無言の少女。

だが突然俺の目の前に来たかと思った瞬間

「ッ/////」

初めての接吻(キス)だった。

唇が重なったのは一瞬だったが、長く感じた。

「手前、急に何しやがるッ////、、あれ、、、」

突然息がしやすくなり、刺された痛みも消えていた。

少女は俺の様子を少し伺った後、立ち去ろうとした。

その手を掴んだ。

「待て。手前異能力者か?」

少女は無言、、、、

だったのだが、突然歌を歌い出した。

美しい歌声だった。


 
そこで俺は意識を失った。



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