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人魚姫 【文スト/中原中也】

第15章 結婚の挨拶


一方その頃、、、

森「福沢殿から直接此方へ来られるとは、、、、」

福沢「私の娘が其方の幹部と親しくさせてもらっているようで。その挨拶に、、、」

森「ふふ、成程、、、、。それで?」

福沢「単刀直入に云おう。娘を利用しないで頂きたい。そして、、、2人の結婚を許して欲しい。」


予想だにしなかった福沢の言葉に、一瞬きょとんとする森。

森「おや、中也くんはまだ話していないのかね?」

福沢「なにをだ?」

森「私は2人の結婚には賛成だよ?勿論、さんを利用するつもりは全くない。中也くんのフィアンセだからね。それに、、、」


福沢「ッ!」


森の言葉に福沢は衝撃を受けた。

"それにさんのご両親に怒られてしまうからね。"

なんと森はの両親と知り合いだったのだ。

そして驚くことに彼女の異能力も知っていたのだった、、、。


森「あの時、もう少し早く彼らの元へ辿り着いていたら、あんなことにはならなかった。だから彼らの娘であるさんには幸せになってもらいたいのだよ。」


福沢「森医師(せんせい)、、、、。」

森「福沢殿、私からもお願いがあります。中也くんとお宅のお嬢さんの結婚を許してやって下さい。中也くんなら彼女を大切に守り抜きます。」




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