第12章 探し求めていた彼女
与謝野「!」
病室へ入ると与謝野さんと乱歩さんがいた。
社長が倒れたと太宰くんから教えてもらい、慌てて病院へ向かった。
ベッドで眠っている社長の表情はとても苦しそうだった。
与謝野「妾の異能力が効かないんだ。」
与謝野さんの言葉に耳を疑った。
今まで与謝野さんが治せないことなんてなかったからだ。
乱歩「恐らく、敵の異能力のせいだろう。」
乱歩さんの言葉の後すぐに、社長の身体にマークが浮き出た。
与謝野「なんだ、こいつは、、、」
のちにこれが、共喰い事件となるのであった。
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仕事終わりにに逢いに行こう。
そう思っていた矢先のことだった。
「なに!?首領が襲われた!?」
樋口の報告によると何者かに腹部を刺されたとのことだった。
腹部には謎のマークが浮き出ているとのこと。
すぐに姐さんと会議をすることになった。
野村「中也さん!」
野村の手には手紙が握られていた。
中身の内容に絶句した。
「クソッたれ!!2日だと!?」
紅葉「武装探偵社とポートマフィアを潰し合わせる関係か、、、」
「姐さん、、、」
紅葉「探偵社とやる気かえ?黒幕の思うつぼになるぞ。」
「黒幕はぶっ潰します。それでも2日じゃ時間が足りねぇ。」
やるしかない。
だが、迷った。
何故なら、探偵社の社長はの育ての親だからだ。
然し、悠長に考える暇なんてなかった。
俺は覚悟を決めた。
首領を救う為、探偵社社長を殺すことを、、、、。
「すまねぇ、、、、。」