第22章 隠された真相
「ミウ……!」
何か嫌な予感がした。俺はミウを抱えようとしたが物凄く強い力で暴れられて上手く出来ない。その内にピシリピシリと小さな音がして、地面が揺れ始めたのだ……!
「な、なんの音です……!?」
俺たちは幽霊みたいなもののはずなのに、辺りの地形がどんどんと崩れ始めた。いや、ミウの力だから周りに影響を及ぼしているのだ。まずはミウをなんとかしないと、と暴れるミウを捕まえたところでサムットとミカエルの手が伸びてきた。
「こっちへ!」
俺は二人に引っ張られてどこかへ連れ出されようとしたが、そうだった。俺の厄介な特性があるんだった。
シュッ……!
俺は間もなく、爆発した……。