• テキストサイズ

TNTになった俺と傷つかない少女2

第14章 そして再び


「それ、なんだ……?」
「分かんない」ミウは首を振る。「でも、なんか書いてる。なんて書いてあるの?」
 と言ってミウがクリスタをこっちに持ってきた……?!
「わ、ちょちょミウ、こっち持ってくるな……ってアレ?」
 爆発はしない。それどころか俺が触っても青いクリスタのままで、こうして見ると少し大きな宝石みたいだった。
「どうしたの?」
「いや……これ、爆発すると思うんだけど……」
「ふぅん」
 ミウはすっかりクリスタに興味をなくしたようで、来た道を引き返そうとしていた。……てかこのクリスタ、俺が持ってていいのかよ?
「ミウ、どこに行くんだよ?」
「パパとママのとこ」
 どうやら今回も、俺はあの小さな少女に振り回される道しかないみたいだ。
/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp