第11章 ラブ!
「…でね、逢坂くんだったらどうする?」
「……」
…寝てる。
エッチの後、彼が腕枕してくれて…二人でたわいもない話をしてたんだけど、なんか返事が適当になってきたなぁと思ったら寝ちゃった。
そっと身体を動かして寝顔を見る。
長い睫毛がキレイだけど、口が開いててあんまり賢くなさそう。
(これはあれだ。撮らないと)
ちょうど枕元に私のiPhoneがある。
彼が起きないようにそっーと身体を起こしiPhoneを構える。
…カシャ
シャッター音が響く。
彼がパチッと目を開ける。
「…撮ったよね?」
彼が私を見上げて言う。
「撮った…けど?」
私が開き直ってそう言うと、彼がニヤッと笑う。
「お仕置きしないと」
「ちょっ?やっ…」
彼は私を押し倒し唇を塞ぐ。
…