第11章 ラブ!
「…ちょっと動かしていい?」
彼が耳元で囁く。
「んっ…いいよ…」
私がそう答えると彼の腰がゆっくり動き始める。
だんだん強く。
「あっ…あっ…あんっ…あんっ…」
ちょっと…じゃない…。
私の口から喘ぎ声みたいなのが漏れる。
彼の声がする。
「はぁはぁ…痛くない?」
動かしながら…そんなこと聞く?
「あっ…あっ…痛いけどぉ…」
「うん…」
「気持ちいいぃ…」
「僕もだよ」
本当に…ものすごく痛いけど…ものすごく気持ちいい…。
「…もうだめ、いくね」
彼が耳元で囁く。
「うん…」
ホッとするような…寂しいような…。
「いく…はぁはぁ…」
彼の腰が激しく動く。
「あ…あ…」
彼の可愛い声が耳元で聞こえる。
私の身体がぎゅうっと抱きしめられる。
よくわかんないけど私の身体も幸福感に包まれる。