• テキストサイズ

恋人設定(仮)

第11章 ラブ!


暖かいシャワーを浴びると本当にリラックス出来た。

ちょっと迷ったけど裸にバスタオルを巻いて出る。

「ただいま」

ソファでスマホをいじってる彼に声をかける。

顔を上げた彼がちょっと驚いた顔をする。

「あれ?やっぱ服着た方がよかったかな?シャワー浴びたらなんか本当にリラックスしちゃって」

私は言い訳する。

「いや…綺麗だよ…。僕もシャワーを浴びてくる」

お風呂場に消える彼を見送った後、部屋の中をなんとなく見渡す。

(カメラとか仕掛けてないよね)

部屋を調べ終わり、手持ちぶさたになるとまたちょっと緊張してきた。

とりあえずベッドの淵に腰掛けiPhoneでゲームをする。

「ただいま」

腰にバスタオルを巻いた彼が私の隣に座る。

「おかえり」

なんかちょっと安心するような、余計にドキドキするような…変な感じ。

「……」

「照明、ちょっと暗くしてみようか」

沈黙を破り、彼が口を開く。

「うん、そうだね…」

私が枕元側にいたので照明のダイヤルっぽいものに手を伸ばす。

「あれ?どれだっけ?」

「これかな?」

彼が私の前から手を伸ばす。

石けんの匂いがする。

「逢坂くんいい匂い」

「ゆめちゃんもだよ」

彼が私の腰に手を回し、私の首に鼻を近付け、そのまま唇をつけた。
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp