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【R指定】リクエスト・コミュ企画短編集【原作色々】

第9章 【コミュ企画】【ヒロアカ】それは瞬く星のように【ホークス】


「公安の立場なら承諾せざるを得ない状況はいくらでも作れます。ヒーロー免許の剥奪をちらつかせるだけでいいんですから」

裏で違法行為と捉えられかねないことを行なっている公安なら、ホークスを脅すことだって簡単にやるだろう。


「何を言おうと決まったことよ、これ以上食い下がるならあなたをこの捜査から外さないといけなくなる」

「……分かり、ました」


そういう言葉が出てくるのなら引き下がるしかない。



ここで時間をかけても意味がないと悟り、主任の執務室を出て次に向かったのは会長秘書室。

主任の口振りから会長に気を変えてもらうしかないと考えたからだ。


しかし、行った先では門前払いだった。

そもそも私は公安委員といっても端くれに過ぎない。
そんな下っ端では会長への面会すら叶わなかった。







どうしよう、

どうしたらいい?

どうすれば捜査の人員を変えられる?


必死に考えを巡らせても、指揮命令権もなければ人脈もない。
その上、もう時間もない。

ホークスは既に内偵に向けて動き出しており、今朝敵連合と最初の連絡を取ったと聞いた。


八方塞がりだ。



私には何もできないのか……


犯罪者の娘である私には何も……

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