【R指定】リクエスト・コミュ企画短編集【原作色々】
第8章 R指定】【呪術廻戦】玉屑(ぎょくせつ)【五条悟・夏油傑】
その悟の表情に仁美は目眩がした。
「…仁美は面白いね。僕が好きなのに傑に着いて行くとは流石に想像もしてなかったよ。」
あの時に新宿で親友を失った悲壮感の後に、高専に帰った後に受けた愛する人が自分から離れた悲壮感。
どちらが強い感情だったかなんて悟にはわからなかった。
悟に残ったのは、大切なモノを失ったただの悲壮感だった。
「…………僕が仁美をアイツから奪い返すと分かってたから、仁美は僕から逃げてだよね?」
グッと仁美の足を掴んで自分の肩に乗せた。
開かれた仁美の下半身に、自分のモノを押し付けた。
仁美のソコは勝手に愛液を流して、簡単に悟のモノを受け入れる準備をしていた。
あの頃と全く変わらない仁美の体を見て、悟は少し目を伏せた。
「…ああ…アイツも分かっていて仁美を僕から必死に隠してたよね……。」
少しの怒りが悟の目に浮かんだ。
怒りが露わにならなかったのは、こうして自分の腕の中に仁美が戻ってくると分かっていたからだ。
それには少し時間をかけ過ぎた。
もう悟を止めるモノは何も無かった。
「っ!!!」
悟は体重をかけて、仁美に覆い被さった。
その重みで悟のモノは仁美の奥深く入ってきた。
声にならない音が仁美の喉奥から漏れた。
悟は顔を顰める仁美に気遣う事も無く、久しぶりに感じた仁美の中を堪能する様に腰を動かした。
悟に体を揺さぶられて、上下に仁美の胸が揺れていた。
その久しぶりの光景に、悟はやっと満足した様に笑みを浮かべた。
「っーっああっあっっ!」
嬌声と言うより、苦痛に満ちた声が仁美の唇から漏れた。
当たり前だ。
先程まで気を失っていた仁美への気遣いは全くなく、悟は自分の感情に任せて仁美を抱いていた。
苦しそうに顔を顰める仁美を見て、悟はやっと満足した。
この顔の仁美をずっと見たかったから……。