【R指定】リクエスト・コミュ企画短編集【原作色々】
第8章 R指定】【呪術廻戦】玉屑(ぎょくせつ)【五条悟・夏油傑】
「大丈夫?仁美。もう出すからもう少し堪えててね。」
「んっ……。」
仁美の乳首を軽く指で擦ると、ダランとしていた仁美の体に少し力が入った。
「ん…上手だね…私に集中して仁美。」
仁美の体が自分の愛撫で反応するのを見て、傑は目を細めて笑った。
そしてそのまま律動を繰り返すから、仁美は必死に傑の背中に抱き付いた。
「あっああっ…っ夏油っ!」
耳元で自分の名前を呼ぶ仁美は好きだった。
だけど傑は仁美の唇を塞ぐ様にキスをした。
その後は気を失う事なくひたすら傑にしがみ付いて、彼に全ての身を任せた。
「はっ…っ仁美っ…。」
傑の息も荒くなっていき、彼が果てようとするのが分かった。
同時にキツくなってくる傑の腕に、仁美は目を細めて傑の顔を見た。
「…夏油…。」
そして愛おしそうに傑の名前を呼んだ。
情欲に満ちたこの瞬間が1番好きだった。
傑の体が強く強張って、中に入っている傑のモノが大きく跳ね上がるのが分かった。
それを体の中で感じて、仁美は再び目を閉じて、その余韻に身を任せる。
眠る事は嫌いだった。
その度に夢に出てくる3人の記憶。
もうとっくに過ぎた過去の記憶は決して戻らないのに。
鮮明に思い出される悟の虚像は、目が醒めたらその姿は見えない。
今を後悔しているのかと聞かれたらそういう訳では無い。
仁美はチラッと隣で横になっている傑を見た。
仁美の視線に気がつくと、傑はすぐに笑みを浮かべて仁美の体を抱き締めた。
この腕の中に居る事に後悔した事は無かった。
その道が友と違えた道でも。
仁美を愛おしそうに見ていたあの六眼から外れ様と。
何も後悔した事は無い。
『仁美…。私と一緒に来てくれるか?』
そう縋る様に言ってきた傑の手を取ったのは自分自身だから。
なのに、どうしてあの男は毎夜毎夜仁美の夢に出てくるのだろう。
仁美は煩わしいその記憶を消す様に、同じ様に傑の腕の中におさまり、その感触に目を瞑る。