第1章 【R指定】【呪術廻戦】貴方の全てを壊したい【七海建人】
仁美が止めるのと同時にスマホが大きく振動した。
その事に2人の行動がピタッと止まった。
鳴ってたのは仁美のスマホだった。
液晶に映る『夏油先輩』の文字。
「「……………。」」
その後はずっと振動を続けているスマホを黙って見ていた。
スマホが鳴りやむと、仁美は七海をチラッと見た。
「……何で夏油さんからこんな日の夜に電話が来るの?」
スマホから目を離し、自分を見てくる七海に、仁美は一瞬肩を震わせた。
「………え…何だろう…。」
理由なんて分からいで困惑しても、鋭い七海の視線は収まらない。
止めていた手を再び動かして、スカートの下から仁美の太ももをぎゅっと握った。
少し強めに握られて、仁美の下瞼がピクリと動いた。
「何でこんな日の夜に夏油さんから電話がくるの?」
改めて聞いてくる七海に顔は少しも笑っていない。
そのままスルッと仁美の太ももをなぞって、きわどい部分まで手が伸びた。
それと同時に七海の唇が仁美の唇に触れた。
先ほどよりも強く深くキスをされる。
「うっ…ちょっと…ななみ……。」
いつも丁寧に唇をなぞる様な優しいキスが今は違う。
喰らう様な激しいキスに、仁美は七海の顔を見た。
七海もまた、眉間に皺を寄せて、そのキスには確かに怒りが感じる。
そのまま、どんどん七海の手が秘部に向かうと、遠慮なくショーツの中に手が入ってきた。
「あっ七海…。」
七海の愛撫に声が出ても、初めての七海との行為は、想像と違っていた。
もっと穏やかな時間で、優しく七海に抱かれるのだと思っていた。
こんな荒々しい七海は知らない。