第1章 【R指定】【呪術廻戦】貴方の全てを壊したい【七海建人】
「ああっ…七海、好き…。」
唇から離れて七海の唇が首筋に移動する。
その行動に、七海からは全くぎこちなさは感じない。
女性慣れしている様に感じて、勝手な嫉妬が湧き上がりそうだ。
同じ様に、七海も仁美の反応が気に入らなかった。
こんなに簡単に受け入れて。
もしかして仁美にとっては初めての行為では無いかもしれない。
そんなことを一瞬でも思ったら、仁美を抱いている相手の姿を思い浮かべたのは夏油だった。
「……夏油さんにも、こんな事をさせたのか?」
「え?夏油先輩?」
薄っすら目を開けた、仁美の目から一瞬の動揺が伺えた。
その目の挙動に、七海は仁美の首に噛み付いた。
「あっあぁ!!七海っ…。」
痛みの他に、体中に響く刺激に、仁美は思わず声を上げた。
服を脱がすのもどかしくて、服の下から仁美の胸に触れた。
捲り上げただけで、見えてた仁美の乳房を見ると、七海の目がぎゅっと歪んだ。
仁美を労る余裕も無く、見えた綺麗な乳首をすぐに口に含んだ。
「っ!あっ……七海…っ!」
荒々しく乳首を舐められて、触れてまた舐められる。
その初めての刺激に、仁美の口から甘い声が漏れて、彼女の体は快楽に身を任せて動いている。
初めて触った仁美の胸の柔らかさと、聞こえる声に頭がおかしくなりそうだった。
痛い位に自分のモノが猛っているのが分かる。
だけど、その情欲を仁美にぶつけるのはまだ早いと理性が静止する。
頭の中で繰り返し夏油に向ける仁美の笑顔を思い出して、七海はもう限界だった。
「あっ七海っ……ちょっと待って……。」
七海の唇が胸から離れると、仁美の下半身に向かっていく。
その七海の行動の意味が分かるから、仁美は咄嗟に七海に懇願する。