第4章 【R指定】【呪術廻戦】貴方は離れない【夏油傑】
「っはぁっ仁美、それじゃあ動けない。」
思い切り突き上げたいのに、仁美にしがみ付かれては出来ない。
何度も果てている仁美の中にそろそろ夏油も限界だ。
夏油は仁美の腕を掴んで両手を着付け紐で縛った。
「!?」
急に自由を奪われて、仁美は上半身を起こした夏油に悲しそうな顔を向ける。
「……本当に……私は君をどう扱えばいいんだ?」
抱きつきたくても、夏油の体が離れてしまって、急に不安が仁美を襲った。
どんなに激しく抱かれていても、夏油に触れていたら幸せな気持ちになった。
触れられない今、急に不安が仁美を襲った。
「…夏油様……嫌です……。」
夏油の表情は、先程と一緒で情欲に満ちているのに。
今はその表情にゾクっと背中に悪寒が走った。
「これじゃあ、仁美のご褒美になっちゃうね。」
そう言ってニヤッと笑う夏油に、仁美は顔を赤らめた。
夏油に抱かれたかった事が彼には透けて見えているから。
夏油は体を離すどころか、仁美の中に収まっていたモノを抜いた。
そして仁美の体を反転させる。
「っ、夏油様っ。」
戸惑っている仁美に夏油はその目を布で覆った。
途端に暗闇になる視界。
離れてしまった夏油の体温に、仁美はいい知らない不安が襲った。
「!!」
その次に襲ったのは、痛みのはずなのに痺れる様な感覚だった。
夏油が仁美のうなじに齧り付いた。
「ああ…夏油様……。」
甘い痺れに体を震わせていると、すぐに夏油のモノが仁美の中に入ってくる。
その強烈な刺激にまた仁美の体がのけ反った。
後ろから突かれれば、更に奥に夏油のモノが入ってくる。
「ああっ!夏油様っ嫌です!」
押し潰される様に布団に押し付けられて、容赦なく夏油のモノが出し入れされるのを体全体で感じた。
自分は夏油に触れられないのに、夏油は体全体を仁美に押し付けて腰を動かしている。
「嫌な訳が無い。こんなに締め付けてくるのに。」
夏油の言う通りに、一突きされる度に仁美は達していた。