• テキストサイズ

ヒプマイ夢

第1章 01


左馬刻の部屋に着くまでに警戒中の部下達が不思議そうにを見る
左馬刻が使っている部屋に入ると高級そうな黒革のソファーに座らせられ対面に銃兎と左馬刻が座り理鶯は2人の後ろに立っている

「それで、話の続きですが貴女と神宮寺寂雷の関係をお話して頂けますか?」
「別に隠すもんでもないし構いませんよ。私、第三次戦争で家族を失いました唯一残った血縁者が、ばあちゃんだけで、そのばあちゃんも私が中学生に上がるくらいに病気になり運ばれた先が寂雷先生のシンジュク中央病院でした。私の生活費やばあちゃん医療費も含め支払えるくらい蓄えもなかったし安定してお金の入る仕事を寂雷先生に紹介してもらいました。それが今、私がバイトさせてもらってる運送会社です。そして私が17歳の時にばあちゃんが亡くなりました。その際にも色々な手続きとかあった時も寂雷先生にはお世話になりました。それで長い付き合いの私がたまたま今日、仕事でシンジュク中央病院に配達しに行ったら急な豪雨にみまわれ立ち往生していた観音坂さんを仕事場まで送っていって欲しいと頼まれ送った際に知り合いになってたまたま夜の配達してる時に観音坂さんとあって車の中でお話したくらいです。その際にノンアルビールを差し上げました。そして配達が終わって家に帰ろうと車を走らせていたら皆さんと会ったと言うわけです。以上です。アルコールチェックでも何でもして下さい…明日も仕事なのでそろそろ家に帰って寝たいんですけど…」

部屋にある時計を見ると23時近かった為、は早く休みたいと思う
MTCの3人はが嘘はついていない事は言葉の端端から読み取れた
を解放しようとした時に部屋のドアが勢い良く開き火貂組の組長の火貂退紅が入って来た

「左馬刻っ!時間が掛かってるみたいだが紅蜘蛛組の奴等の処理はどうなった!?」
「オヤジ…」

が思わず振り向くと退紅と目が合いお互いの表情が固まる

「……………さ、左馬刻、ほ、報告は明日に聞こう。」
「あ?」

そそくさと退紅が部屋を出ようとしたらが声を掛ける

「退紅おじいさん?!」

の言葉にその部屋にいた全員がを見る

「人違いだ…」
「オヤジ、隠せないと思いますよ…。」

退紅の右腕の小浦が声を掛ける
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp