第1章 01
は会社のスマホを出し配送ルートを確認する
「この後だと○×区あたりを回る予定です。」
「独歩くんの会社もその区内だからついでに回れないかな?」
「観音坂さんの会社って何ていう名前ですか?」
「い、療機器メーカー E.L. Medicalっていう会社だけど…」
「あー…たぶんあのビルかな?△▲通り沿いに有りますか?」
「はい、その通り沿いに有ります。」
「だったら通り道なので大丈夫です!ビルの横あたりで降ろせばいいですか?」
「本当に良いの?俺のせいで仕事に支障が出るんじゃ……」
「大丈夫ですよ。私が担当する配達は時間指定が無いものなので。今日中に届けられれば大丈夫な配達物なので。」
「そ、そう…?だったらお願いしたいんだけど…良いかな?」
「良いですよ。ちょっとまってて下さい。ラーメン食べちゃいますので。」
はラーメンを食べ始める
「良かったね、独歩くん。」
ラーメンを食べ終え食器を指定の場所に置くと二人がいる病院スタッフ専用の休憩室に行くが独歩だけがいた
寂雷は急患が運び込まれ処置をしているため席を外したとのことスマホにメッセージを残し2人は地下駐車場に行きが乗ってきた車に乗る
の運転に緊張していた独歩だが車の揺れも少なく安定した運転だと分かるとその緊張もだいぶ薄くなった
が、女性の車に乗るという事に不慣れな独歩はそっちで終始、緊張しとの会話で声が裏返ったりカタコト交じりの会話になってしまった
会社の横に車をつけてもらい独歩はほぼ濡れずに会社の玄関に入れたの車が見えなくなるまでお辞儀をし続け車の音が遠ざかると顔を上げ会社に入り自分のデスクに着くととの会話を思い出し上手く会話ができなかった事に自己厭悪に陥っていた
は独歩を送った後、荷物を届けていたが2件ほど不在で不在票をポストに入れて車の中で待機する
不在のお宅から連絡が入り19時を回り1件届けて終わるともう1件から21時以降で受取と連絡が入り時計を見ると19時30分で時間があった雨はやみ配達も支障がなく出来るだろうと思うと夕飯を買いにドライブスルーでハンバーガーセットを買い車の中で食べてる
コンコン
窓をノックされノックされた方の窓を見ると独歩が居た