第1章 01
シンジュク中央病院の事務室で手続きをし荷物を事務の人に渡す
顔馴染の為すんなりと物事が進む
「あらあらあらちゃん、お疲れ様。荷物はコッチに置いておいてちょうだい。」
「分かりました。」
「お昼はこれから?」
「はい、食堂でラーメン食べる予定です。」
「ふふっ、ラーメン美味しいものね。」
「はい!」
荷物のサインを貰うと仕事のカバンに入れ部屋を出て食堂に向かう
食堂に行くとラーメンを頼み窓際の一人席に座りラーメンが出来上がるのを待つ
数分してラーメンが出来上がり自分の番号が出来上がりの掲示板に映りラーメンを取りに行く
空が急に真っ暗になり土砂降りの雨が降ってきた
「うわぁ…午後の配達…とりあえずラーメンだラーメン。いただきます。」
美味しそうにラーメンを食べていると後ろから声を掛けられた
「ふふっ。相変わらず美味しそうにキミは食べるね。」
「ん!んんっ。」
「はい。こんにちは。」
「い、今ので分かるんですか?先生…?」
「彼女とは長い付き合いだったからね。」
寂雷の隣には観音坂独歩がいた
がラーメンを飲み込み口の中をカラにする
「こんにちは!寂雷先生。そちらは観音坂独歩さんですよね。」
「お、俺を知ってるのかい…?」
「え?むしろ知らない人います?ジンジュク代表で麻天狼メンバーなのに?」
「だ、だって俺は…先生と一二三のオマケで…そう…俺はミジンコ並の存在で…あ、自分で言ってて落ち込んできた…。」
「独歩くんはオマケでも何でもありませんよ。貴方は私達、麻天狼のメンバーなんですから。」
「ぅう、先生ぇ…。」
寂雷が独歩の肩をポンと叩く
独歩は寂雷の言葉に嬉しそうにする
「あのぉ…」
が遠慮がちに声を掛ける
「ああ、すみません。彼女は、空野 さんです。」
「観音坂独歩です。始めまして…。」
独歩は名刺をに渡す
「はじめまして、観音坂さん。空野 です。」
「さん、午後のお仕事はどの辺りを回る予定なのかな?」
「?」
「こんな天気になってしまったからね。大変じゃなければ独歩くんを会社までか近くまで乗せていってもらえると助かるんだけど…どうかな?」
「あ、そういう事ですか、ちょっと待って下さい。」