第4章 お嬢様の仰せのままに
何かこみ上げてきて、擦る速度を上げる。
「ん、んん……っは……あ、ぁ……悟……もっと……見て……」
目の前がチカチカする。
太ももがビクビクと動いた。一気に達して、サーっと引いていく快感の波。
ショーツのシミが大きくなって、布越しでも分るくらいぬかるんでいた。
ぼーっと悟の方に視線を向けると、しっかりとこちらを見て微かに息が乱れている。
「はぁ……んっ……」
濡れた息を吐きながらショーツの中に手を伸ばす。
イッたばかりなのに、興奮した体は快楽を欲しがって止められない。
花弁の奥から溢れる愛液を人差し指ですくい上げて、ぷくりと主張する肉芽に塗りつけるようにくるくると撫でる。
「……あ……はぁ……あっ、ああっ」
下半身に甘い痺れが走る。花芯を根元から撫で上げて、包皮をめくって剥き出しにした先端を嬲る。
興奮も高まり、半開きになった唇から涎が垂れた。悟の熱い視線は私の体に釘付けだ。
「ん……あっ、ああっ……はぁ……気持ちい……」
高ぶりすぎて、いつの間にか自ら胸も弄っていた。硬くなった乳首を摘んで、ショーツの中心をこする度に蜜が溢れてワンピースにまで染みてくる。
悟の目を見て、蕩けた顔でさらに速度を上げて快感を追う。
「あっ、あっ……ああっ!……あ、んっ」
何度目かの絶頂でビクンと体が仰け反って震える。
少し呼吸が落ち着いたところで、ショーツの紐を解いた。
「悟、もっと近くで見ていいよ」
熟した秘所を晒して彼へ呼びかけると、ハッとしたように私に視線を合わせてくる。
戸惑っているのか、嬉しいのか分からないような複雑な笑みを見せる。その瞳は濡れて色っぽく私を見つめる。
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