第4章 お嬢様の仰せのままに
否応でもガーターベルトが露わになり、清楚なワンピースには似つかわしくない下着をついでにお披露目しておいた。
私の思惑を把握したのか、余裕をたたえていた悟の表情が固まった。
「待てが出来ない駄犬は要らないの。命令を無視して悟から私に触ったら、一ヶ月別居して硝子のところでお世話になるから」
言わずもがな、硝子からは許可をもらった。
『面白そうだ。最強の男を泣かせてやれ』
と、彼女も悪い顔を見せて私に協力的だった。
ふふっ、と見下げて私が笑うと、彼の視線は私の股に釘付けのまま表情がこわばっている。
上品なレース細工のガーターベルト、紐パンに黒いストッキング。以前のメイドプレイの時にあなたがくれたリクエストを再現した。
「悟……これ、好きでしょ?」
悟の喉が上下した。
執事はお嬢様を汚せない。
清楚な服装のお嬢様の挑発は、さぞかし背徳感があるでしょう。片手でスカートを捲くったまま、もう片方の手で彼の顎をくすぐる。悟の頬が少し色付いた。
「悟……良い子だから、目を離さないで。もちろん触らないでね」
すぐ後ろにあるソファの肘掛けに足をかけ、私は見せつけるように股を広げる。
ブラウスのボタンを外し、ブラをずらして胸を露出させる。
綺麗な青い瞳が食い入るように見ている興奮と、外気にさらされた刺激で胸の突起が立ち始めている。
ショーツの布越しに割れ目を何度か指でなぞり上げ、まだ硬くなっていない陰核を人差し指でカリカリと引っ掻くと、もどかしい快感で吐息と喘ぎが溢れる。
「……あ、ぁ……んんっ……」
じわりと秘部が濡れた感覚がする。
しばらくそのまま芯が硬くなり始めたクリトリスを布一枚隔てて引っ掻いたり、指の腹で押し潰して刺激して楽しむ。
時々、強く刺激を与えすぎてビクンと喉を反らせながら、自分の痴態を晒している興奮で気分が高まっていく。
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