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【呪術廻戦】その変態は最強である【R18】

第4章 お嬢様の仰せのままに



「さて……たまには、期待に応えましょうか」


私の世話を焼きたいと言うのなら、存分に付き合っていただきましょう。

あなたから与えられた愛情にお返ししつつ、その余裕に満ちた表情を崩すほどに翻弄して、忘れられない日にしてあげる。

そして、何食わぬ顔でリビングへ戻った。

目敏く私の変化に気づいたのか、ストッキングを身に着けた足元へ悟の視線が集中する。


「少し寒かったから、部屋で履いてきた」


自然に話すと、「左様ですか」と窺うような表情をされる。

リビングの奥の一人用のソファに座って体を預けると、この後の予定について改めて問われる。

肘掛けに腕を置いて、じぃっと悟を見つめると、にこやかに首を傾げられる。


「……あなたを壊すのは私。私を壊すのも悟でいて欲しい。それって究極の愛じゃない?」


と、私が穏やかに言い放つと、悟の口元から笑みが消えた。私の言ってることが理解できないと言いたそうな表情をしている。


「私からの命令は一つ」


静かな口調で執事への命令を下す。


「私に触らないこと」


ただし、私からあなたへは触るからね。

そう付け足すと、大人しく執事は跪く。


「……お嬢様の仰せのままに」


私が手の甲で彼の頬を優しく撫でると、くすぐったそうに青い目が細められた。

この間メイドプレイをした時、彼の深層にある被虐心を垣間見た。そして彼を弄ぶことにゾクゾクと体が震えて興奮を抱いた私の姿もセットで存在した。


跪いた彼の目の前に立ち、長いスカートを捲り上げる。



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