第3章 猛毒の情火(五条視点)
「はぁ……ゆめか……っ」
ゆめかの甘い香りに魅せられて、ずっと舐めていたい。
彼女も悦んでいるだろう。
それを示すかのように、割れ目はもうトロトロだ。
しばらく舐め続けて、時折強く吸ってやるとゆめかが何度も達した。
「あ……っ、や……またイく……」
もう何度目だろうか。
彼女はずっと絶頂を繰り返している。
いつもより敏感に反応するのが可愛いくて堪らない。
もっと感じさせてあげたくなる。
「いやッ、これ、やぁ……止めっ……あっ、くぅっ……さと、る……っ……あっ、あ……」
そんなことを繰り返して、はや数十分。
唇がふやけそうだ。舌が疲れて痺れてきたが、恋人を鳴かせるためならこんなもの平気だ。
何度も果てたゆめかの全身がピクピクと小刻みに震えていた。
視線も虚ろで、足も抵抗は無い。
割れ目を指で開いて見ると、物欲しげにヒクヒクと動いていた。
早く、早く、この痛いほど膨張している自身で貫いてやりたい。
「ゆめか、もう少し舐めてあげようか?」
わざと明るい声調で問うと、彼女は弱々しく首を振る。
涙で濡れた髪が、敷布の上で揺れて綺麗だと思った。
胸の愛撫を始めようとすると、ゆめかが堰を切ったように泣き出した。
「……っ、ど……して……」
どうして?
なんて残酷だ。それを君が問うのか。
「わたし、わかれ、るって……言ったか、ら?」
快楽で垂れた唾液と、恐怖で流れた涙でぐちゃぐちゃの顔でゆめかが僕を見た。
ああ、こんな顔をさせているのが自分である優越感。
この瞬間にもゾクゾクと腰にキてしまう異常さと昂ぶりに自然と笑ってしまう。
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