第3章 猛毒の情火(五条視点)
自室に戻り、ベッドの上にゆめかをそっと下ろす。
いまだ気絶している彼女の服を脱がして一糸まとわぬ姿にすると、自分も服を脱いで目の前の華奢な体を観賞した。
反応しない唇に、触れるだけのキスを落とす。
抵抗のない足を抱え上げて、いつも僕を優しく包んでくれる、その中心部に口付けた。
男を誘う甘酸っぱい香りがするそこに吸い付き、可愛らしいヒダを片方ずつ口唇で挟んで甘噛みしながら、唾液で濡らす。
愛撫に反応し始めて、硬くなりつつある突起を包皮ごと強く吸うと、
「ん……あぁ……ッ」
ゆめかが快感でビクンと体を跳ねさせた。
その刺激で目を覚まして困惑しているので、一旦彼女の顔を覗き込んであげた。
「ゆめか、起きた?」
「へ……?悟……なんで……」
なんで裸なの、と最後は彼女の声が消え入りそうだった。
何をされるのか予想が出来ていない感じで、混乱と恐怖で顔から血の気が引いている。
彼女の愛液が付いた指をペロリと舐め、
「今日は、ゆめかが僕を求めてくれるまで挿れない」
そう宣言すると、とっさにゆめかが体を捩って逃げようとしたので、体重をかけて押さえつけた。
腕と喉元を手で固定すると、苦しそうな声が聞こえたが聞こえないふりをした。
「残念、もうゆめかは逃げられないよ」
無理矢理されたいかと耳元で問えば、彼女の濡れた瞳がみるみる内につり上がる。
キッと睨まれても、小動物に威嚇されている気分だ。
僕の愛情を知ってもらいたいだけなので、乱暴はしないことを教えてあげると、少し体の強張りが緩んだ。
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