第3章 猛毒の情火(五条視点)
ヌルヌルとして温かい。
優しく包まれて抱き締められるような中の感触に、夢中で腰を動かした。
いつもと違う、大きいのがきちゃう。
そうゆめかが小さく叫んだ気がした。
こちらも今更腰を止められない。
イヤイヤと首を振って暴れる彼女を押さえつけて奥を抉った。出す前の緊張で体がぶるりと震える。
「ひッ……あぁ……っ」
悲鳴が上がった瞬間、ゆめかの腰がベッドで跳ね、プシャッと結合部から液体が漏れ落ちた。
同時に腟内が痙攣するような動きをしてひとたまりもなかった。
瞬間的に脳天を突き抜けるような快感が走り、自分も達してしまっていた。
目の前の白い下腹が小刻みに上下しているのを眺めながら、ズルリと陰茎を引き抜くと、ゆめかの声から艶めいた吐息が漏れた。
煮えたぎっていた欲が少し冷めて、冷静になる。
「ゆめか、平気?」
クタッと脱力しているゆめかの頬を撫でながら問う。
目尻を伝う涙を指で拭ってあげると、虚ろで焦点の合わない瞳が微かに動き、僕の姿を写し出す。
「悟……すごかった……」
そう呟き、紅潮したまま惚けている彼女の顔を眺めながら、背中に手を回して抱き起こす。
体に力が入らないようなので、こちらへ寄りかからせたまま服を脱がせた。
フロントホックのブラを見た瞬間、不覚にも再び下半身が元気になってしまった。
僕が脱がせやすいようにと、彼女側の期待度を裏付けるものではないかと勝手に予想して盛り上がってしまうのは、雄の悲しい性(さが)か。
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