第2章 中毒ロマンス(五条視点)
細い腰を掴んで何度も突き上げると、彼女の手が枕やシーツをぎゅっと掴む。
「っ……ん、ふぁ……イ、いッ」
イイかどうか僕が尋ねると、彼女はコクコクと首を縦に振った。耳まで朱に染めて素直に感じているのを見ると、充足感に満ちる。
覆い被さって唇を重ねると、ゆめかが僕の腰に脚を絡めて密着してくる。
まるでもっと深く繋がりたいと言われているようだ。
「ハァッ、はっ……はぁ……お腹のおくっ、ジンジンする……っ」
眉間をぎゅっと寄せ、切なく喘ぐ彼女の喉が反る。
「ゆめか……っ」
ぐりっと突くと、中がぎゅうっと締まった。
僕の先端に吸い付くようにヒダが絡んでくる。
このまま一緒に溶けてしまいたいほど、彼女の中は温かくて気持ちいい。
「あ、やぁっ……それ、だめ」
ゆめかの身体がビクビクと震えて、脚が強張る。
彼女が達する時の癖が分かってきた。
快楽から逃げようとしているのか、僕の胸を両手で押して身を捩る。
「ん、はぁ……あっ、さとる、あつい……」
ゆめかの腰を掴んで激しく揺さぶると、髪を乱して枕に頭を擦りつけ、必死に快楽に耐えていた。
汗で張り付いた前髪。顔を真っ赤にして眉根を寄せているのが艶っぽい。
ゆめかのおでこに口付けると、彼女が顔を上げて僕の口元に唇を押し付けてきた。ゆめかの柔らかい唇の感触に誘われるまま、キスを交わす。
「ん、ふ……っさとる……」
上も下もぬるぬると粘膜を擦り合って、ゆめかの肌と僕の肌が擦れる。
「っ……はぁ……ゆめか」
そろそろ、限界が近い。背中に爪を立てられる痛みすら快感に変わる。
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